【試合結果報告】
「重圧を超えて──5点目が呼んだ歓喜の瞬間」
神奈川県社会人サッカーリーグ2部 第11節(最終節)
🆚 山王FC
🏆 5-1(前半3-0)
📍馬入ふれあい公園サッカー場(人工芝)
風のない快晴・18℃。ここ数戦続いていた冷たい雨ではなく、心地よい天候の中で行われた今節。
いよいよリーグ最終節。優勝のために「最低4得点」が求められる重圧の一戦。
山王FCの厚意により、管理棟2階から撮影可能な環境をご用意いただき、
勝敗だけではなく“サッカーを通した人のつながりと暖かさ”を感じる雰囲気の中で試合はキックオフした。
エブリサは序盤から積極的に仕掛けるも、決定機を決め切れない時間が続く。
均衡を破ったのは前半18分。右SB #13小林夏生選手の展開力あるサイドチェンジから、
#20山田琉矢選手 → #9福原昭選手 → #8岩井龍翔司選手と繋がり、
最後は #11長谷川修平選手がドンズバで押し込み先制。
長谷川選手は前節に続き、2試合連続となる先制点を叩き出した。
前半21分には、#4井野瑠人選手のロングパスに反応した岩井選手が、
DFとGKの間を突く技ありヘディングで追加点。
さらに45分、#17矢野達基選手のCKにチーム得点王・福原選手が頭で合わせ、3-0で前半を終えた。
後半はフォーメーションを変更し、#14犬塚冬偉選手を2トップに配置。
相手のハイラインに苦戦しながらも、交代選手が流れを変えていく。
後半22分、GK #1脇野敦至選手のビッグセーブを起点に、
犬塚選手 → 山田選手 → #7羽根幸四郎選手のクロスを犬塚選手が力強いヘッドで押し込み、
必須条件となる“4点目”を達成した。
激しい衝突で犬塚選手が止血のためピッチ外へ。
1枚少ない状況で28分に失点。
残り20分で「あと1点」の状況の中、追加点が遠く時間だけが過ぎていく。
アディショナルタイムには #21三上輝樹選手が接触で鼻を負傷し退場。
中断を経て再開されたFKも決め切れず、ピッチ全体が緊迫した空気に包まれた。
それでも、誰一人として諦めなかった。
後半55分、#6吉居修平選手の高く上がったボールに反応し、
犬塚選手・岩井選手が繋いだボールが堂々とゴールへ。
犬塚選手のこの日2点目となる“歓喜の5点目”で優勝条件を満たし、
その直後、試合終了のホイッスル。
犬塚選手は興奮のあまりユニフォームを脱ぎ、イエロー2枚で退場となったが、
この1点がエブリサを“ブロック優勝”へと導いた。
不運な失点や負傷がありながらも、
2試合で「11得点」が義務づけられたビッグミッションを見事達成。
選手全員の闘志と佐藤隼人監督の采配が結実した、まさに執念の勝利だった。
次は順位決定戦。
この優勝を通過点とし、12/7から始まる新たな戦いに向けてコンディションを整え、
“エブリサのアタッキングフットボール”で頂点を狙う。
対戦いただいた山王FC様、審判団の皆様ありがとうございました。
次戦からは順位決定戦となります。
必ず優勝をもぎ取り1部昇格を決め、藤沢に帰ってきます!!
引き続き、熱い応援をよろしくお願いいたします!
【得点】
18分 長谷川修平
21分 岩井龍翔司
45分+1分 福原昭
68分 犬塚冬偉
69分 山王FC
90分+8分 犬塚冬偉
【順位決定戦試合日程】
12/7(日) vsFCSC(Aブロック1位)
@かもめパーク 17:05Kick Off
12/14(日)vs品川CCセカンド(Cブロック1位)
@保土ヶ谷公園サッカー場 11:00Kick Off